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地域包括ケア病棟とは

地域包括ケア病棟では、365日リハビリが提供されます(心大血管リハビリテーションはその通りではありません)。主に急性期病院での治療を終えられた後、住み慣れた地域やご自宅への復帰に向けた医療や支援を行う病棟です。また、介護施設やご自宅で療養中に、肺炎や尿路感染などで急な病状の変化や身体機能が不安定となった際も入院することが可能です。難治性の皮膚潰瘍や床ずれによって、ご自宅での手当てにお困りの際にもご相談下さい。入院中に適切な手当の方法についてご家族と一緒に考え、様々な提案をさせていただきます。

当院6病棟に開設している地域包括ケア病棟は、58床の患者さんの受け入れが可能です。

入院期間は最大60日までとなっており、医師・看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・薬剤師・栄養士・医療相談員などが協力し、在宅復帰に向け積極的に支援を検討していきます。入院中、受け持ち看護師を中心に生活指導や療養指導を実施します。また、レクリエーションを行うことで、生活リズムを整えるようにしています。

更に、必要に応じてご自宅の住環境の整備などのアドバイスも実施いたします。

地域包括ケア病棟の主な入院対象

  • 急性期治療後(主に整形領域の術後、心臓疾患の治療後など)の在宅復帰に向け積極的なリハビリが必要な方
  • 種々の病状改善後に在宅復帰に向けてのリハビリと住環境の整備等帰宅への支援が必要とされる方
  • 自宅や介護施設療養中に肺炎、外傷等で一定期間の入院治療が必要な方
  • 嚥下状態の悪化や原因不明の発熱など、精査・加療が必要な方
  • 廃用予防のためのリハビリが必要な方

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