整形外科について
リウマチ患者さんの診療では、基本的な理学診断に加え、レントゲンやMRIなどを組み合わせて関節、脊椎を評価しています。レントゲン検査では、リウマチ患者さんの関節を正確に評価するための撮影方法を丁寧に行って、また、必要があればできるだけその日のうちにMRI等を追加して診断しています。
関節注射
リウマチ患者さんは、治療経過の中で、肩や膝、手首などに強い痛みや腫れが出現することがあります。そのような痛みや腫れが長引くと、様々な運動障害がおこり、治療に時間を要することもしばしばあります。たとえば、肩関節の腫れや痛みが長引くと、肩関節が挙がらなくなったり、腱鞘炎をおこして指の動きが悪くなった状態が続くと、指が伸びなくなったりする場合があります。このような際は、関節や腱鞘にステロイドを注射する治療がしばしば大変効果的です。
手術治療
治療を行っても、頑固な関節の腫脹が続く場合には、滑膜切除という手術を行うこともあります。肘や膝、手首などは、リウマチ治療が進歩した現在でも、まだ有用な手術です。足指の変形によって、歩行時に痛みが生じているときは、変形を矯正する手術が有効です。人工関節置換術は、股関節、膝関節はもちろんですが、肩関節、肘関節も行っています。特に肘関節は、当院では昭和56年から行っており、以来600件を超える多くの手術経験があります。肘の痛みがとれず、困っている患者さん、肘が曲がらないために、食事や整容動作に困っている患者さんは、整形外科受診をしてみてください。脊椎など、その他の専門性の高い手術については、それぞれの手術を行える、連携病院を紹介させていただいております。
医療のしおり
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顧問 近藤 泰紘
- リウマチ科
- リハビリテーション科
- 整形外科
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- 出身大学
- 岡山大学
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- 卒業年度
- 昭和40年
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- 認定医専門医資格
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・日本整形外科学会専門医
・日本リウマチ学会専門医
・日本リウマチ学会指導医
・日本リウマチ財団登録医
・日本リハビリテーション学会認定臨床医
・
顧問 上田 俊一
- リウマチ科
- リハビリテーション科
- 整形外科
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- 出身大学
- 川崎医科大学
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- 卒業年度
- 昭和55年
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- 認定医専門医資格
-
・日本リウマチ学会専門医
・日本リウマチ学会指導医
・日本リウマチ学会評議員
・日本リハビリテーション学会臨床認定医
副院長 安達 永二朗
- リウマチ科
- リハビリテーション科
- 整形外科
-
- 出身大学
- 愛媛大学
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- 卒業年度
- 昭和62年
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- 認定医専門医資格
-
・日本整形外科学会専門医
・日本リウマチ学会専門医
・日本リウマチ学会指導医
・日本リウマチ学会登録医
・日本リハビリテーション学会認定臨床医