作業療法

当院におけるスプリント作製状況

2009年の1年間で当院におけるスプリントの作製数がどのくらいあるのかを調査してみました。

1位 母指IP関節(親指の第1関節)用スプリント

親指の関節が反り返る変形に対して、まっすぐに矯正することで親指を安定させ、つまむ力を入りやすくします。

2位 尺側偏位用スプリント

人差し指から小指の付け根の関節が小指側に倒れる変形に対するスプリントです。

3位 PIP関節(第2関節)用スプリント(※人差し指~小指のいずれか)

指先の関節から順に曲がり、反り返りを起こしている変形(スワンネック変形)に対するスプリントです。逆に指先の関節から順に反り返り、曲がりを起こしている変形(ボタンホール変形)に対するスプリントも含みます。(ボタンホール変形に対するスプリントの写真はスプリントのページをご参照下さい。

1位の母指関節スプリントが圧倒的に多く、2位と3位のスプリントは殆ど同じくらいの数を作製していました。母指関節スプリントと関節スプリントは指輪の形状をしているため容易に装着しやすい点や特に母指関節スプリントでは装着することで力が入りやすくなる点が患者様に受け入れられていると思われます。しかし、スプリントが小さい為に手洗いなどで外した際に紛失しやすい点や4~5年ほど経過すると材質が劣化して破損しやすくなるという欠点もあります。

2位の尺側偏位用スプリントは装着することで変形が矯正され、つまむ力が発揮されやすくなる反面、指を伸ばす方向へ矯正されることによって強く握る動作がしづらくなる欠点もあります。それぞれの変形に対してスプリントが提供されますが、各患者様によって変形の種類や状態も異なりますので医師や作業療法士にお気軽にご相談ください。