手術後実績

人工肩関節置換術

当院における人工肩関節置換術の成績

肩関節の場合、ボール部分(手の側の骨)とソケット部分(肩甲骨)の骨がこすれ合う面が非常になめらかで、 軟骨と呼ばれる硬い保護組織でおおわれています。関節炎は骨表面や軟骨が損なわれることによって起こります。 損傷した関節面がこすれ合うと、やがて痛みをともなうようになります。 そんな痛みや運動障害のために日常生活動作にかなりの支障を来たした場合には人工骨頭置換術などの適応となります。

  1. ・対象:H9年から17年まで 28名(男性2名、女性26名)
  2. ・平均年齢:61.4歳(36-77歳)
  3. ・平均罹患年数16.3年(2-43年)

 

H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17
1 14 5 4 5 0 1 0 2

評価項目

痛み(安静時、運動時)

図1

安静時の痛みで術前は、9例(28%)にみられたが、術後は1例(3%)に減少した。 運動時の痛みは術前全ての例にみられたが術後は中等度の痛みを訴えた1例を除き、全例消失又は軽度の痛みに改善した。

関節の痛み
    術前 術後
立って 前に手を上げる 94.5 93.6
座って 横に手を上げる 64.5 72.4
  後に手を上げる 38.3 37.8
仰向け寝 支えながら手を上げる 144.8 143.8
  横に手を上げる 109.1 115.6

肩の各動作において、術前後で大きな差はみられなかった。しかし、症例により成績にばらつきがみられた。 リウマチの状態が安定していて日常生活における手術した手の使用率が高い患者様は退院後も動きが良好な方が多く再置換術の割合も低い。

当院における標準的なリハビリ方法について

  1. 手術後3日後より、セラピストが支えながら手を上げる訓練を開始。三角巾にて肩を固定。
  2. 2週間目  抜糸、三角巾除去、自分で動かせる範囲で手を動かしたり、ねじる運動の訓練開始

以上の訓練内容はあくまで標準的なものであり各個人により変更される場合もあります。